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Xi(クロッシィ)は、NTTドコモが提供するLTEを使用した携帯電話・タブレット・データ通信向け通信サービスのブランド名称。2010年12月24日よりサービス開始。 後述の通り、「docomo LTE Xi」(ドコモ エルティーイー クロッシィ)と称される場合もあるが、サービス名そのものは正しくは「Xi」(クロッシィ)である。 2014年現在のキャッチコピーは「Strong.」。 ==概要== 通信規格には3.9Gに属する技術であるLTE(Long Term Evolution・FDD-LTE)が採用されている(かつてドコモはこの技術を「Super 3G」と称していた)。 ドコモの高速通信サービスの流れにおいては、mova(2G)、FOMA(3G)、FOMAハイスピード(3.5G)の流れを汲む、次世代の通信規格となる。また、3.9Gへの対応により4G(LTE-Advanced(LTE-A))への移行をスムーズに行う目的も持つ〔Mobile IT Asia:ドコモ、真の4Gサービス「LTE-Advanced」を2016年度以降に開始 - ITmedia Mobile 〕。 このサービスは当初、下り最大37.5Mbps(5MHz幅×2)または最大75Mbps(10MHz幅×2、一部屋内のみ)の速度により提供を開始した(ただし、帯域幅表記は誤り訂正符号を含んでおり、これを除外すると31.3Mbpsと62.5Mbps〔「WiMAXはDC-HSDPAよりも速い」、UQコミュニケーションズがイーモバ対抗を鮮明に - ニュース:ITpro 〕)。これによりFOMAハイスピード(14Mbps)の約2.7倍の通信速度が得られ、ADSL並の速度になり、宅内における有線ブロードバンド通信との速度差がほぼなくなるとされる。 現在は、屋外も10MHz幅×2以上に移行しており、2012年11月16日からは順次新800MHz帯(当初5MHz幅×2、徐々に10MHz幅×2)、1.5GHz帯(東名阪5MHz幅×2および東名阪以外15MHz幅×2)によるサービスを開始し、東名阪以外のエリアで下り最大112.5Mbpsの通信速度に対応した。なお、カテゴリー3端末を使用した場合は下り最大100Mbpsとなる〔ドコモ決算は増収増益、一部で「Xi」下り112.5Mbpsへ - ケータイ Watch 〕。その後、2014年4月1日より東名阪エリアにおいても1.5GHz帯(15MHz幅×2)によるサービスを開始した。 さらに2013年10月17日からは、FOMAで使われていた東名阪バンド1.7GHz帯の20MHz幅×2をXiへ転換することで、東名阪エリアで国内最速となる下り最大150Mbpsの通信に対応した〔国内最速150MbpsのLTEサービス提供に向けた試験運用を開始|NTTドコモ報道発表 2013年7月26日 〕。なお、iPhone 5s/5c などのカテゴリー3端末を使用した場合は下り最大100Mbpsとなる。 また、総務省が東名阪エリア限定の解除を行うことで、全国エリアでの展開も検討されている。 なお、サービス開始当初はXiデータ通信中に音声着信するとCSFB(Fallback)方式によりデータ通信も3Gに切替わっていたが、2014年6月より順次Xiのネットワーク上で音声通信もできるVoLTE(ドコモ呼称「ボルテ」、Voice over LTE)に対応した(2014年夏モデル時点では一部端末のみ対応かつソフトウェア更新が必要)。これにより、高速データ通信を継続したまま同時に音声通話が利用可能となり、なおかつFOMA(3G)と比べて2~3倍の音声ユーザを収容可能となる。 パケットのレイテンシ(遅延)はLTEを利用しているため小さく、FOMAハイスピードやUQ WiMAXの半分程度である。 2012年10月12日からは、Xiのロゴマークの前に「docomo LTE」のロゴマークをつけて「docomo LTE Xi」に、テレビCMでも「ドコモのLTE、Xi」とアナウンスするなど、サービス名称のXiよりもLTEの方を前面に出したプロモーション活動を行なっている。また、最近では供給メーカー側のテレビCMでも最後に「docomo LTE Xi」とコールされている。ただし、他キャリアのような「4G」の名称は、LTE-Aサービス「PREMIUM 4G」の登場まで使われていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Xi (携帯電話)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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